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【速報】コインチェックから580億円のネムが消失【記者会見情報あり】

コインチェック ネム1

コインチェックで大変なことが起きています。

なんと、
ビットコインの売買を除き、NEM(ネムを皮切りに全ての仮想通貨の取引・出金・売買が停止してしまったのです。

それにとどまらず、
クレジットカード、ペイジー、コンビニ入金によるコインチェックへの入金もストップしているとのこと。

私もコインチェックでNEM(ネム)を購入していましたので、
大した金額ではありませんでしたが、急遽保有していたNEM(ネム)をダメもとで出金手続きをしておきました。

ただ、
この出金手続きが働くかどうかはまだわかりません。

なぜこんな状況に陥ってしまったのか。

今回は「第二のマウント・ゴックス事件」となった、
史上最悪の事態について解説していきます。

580億円以上が盗まれた!?

なんと、
顧客の預かり資金と考えられるNEM(ネム)のうち、

実に51億2300万XEM、日本円にして約580億円以上が不正に引き出されていたのです。

これは秘密鍵が盗まれたことによるものとのことです。

またNEM(ネム)以外でも、
顧客から預託されている他の仮想通貨においても不正な流出が発見され、この被害額はまだ上がる可能性が高いです。


1/27追記:
リップル(XRP)に関しては、
コインチェックによって不正流出はないことが確認されました。


個人投資家・作家の山本一郎氏によると、

コインチェック社に問い合わせを行っても繋がらず、オンラインで個別に質問を投げても「公式に説明ができる状況になるまで待ってほしい」という内容の返答があるのみ

らしいです。

※1/27 0時現在において記者会見が行われました。

NEM(ネム)のチームは救済に動き出した

以下、NEM.io財団の会長であるLon Wong氏はツイッターにて、

コインチェックがハッキングされたのは不幸なことです。しかし、私たちは助けるために出来うること全てを行っています。」

記者会見にてこのNEMからのサポートについて記者が言及しましたが、NEM市場への価格の影響を考慮して、その内容について現在は秘匿されています。


1/27追記:
NEM(ネム)からの発表がありました。

『⓵NEM(ネム)は24-48時間以内に自動タグ付けシステムを作成しています。

この自動システムは盗まれた通貨を追跡し、
その通貨を受け取ったアカウントにタグを付与します。

NEM(ネム)はもう既に、
取引所に対してアカウントがタグ付けされたかどうかを確認する方法を提示しています。』

以下、連続ツイートを翻訳(意訳あり)

『⓶よって良いニュースなのは、
取引所を通じてハッキングされた通貨は(自動タグ付けシステムによって)動かすことはできないということです。

なのでこれについての情報をシェアしてください。

この歴史上最大のハッキング事件は、
NEM(ネム)によって数時間のうちに解決されました

これがNEM(ネム)プラットフォームとNEM(ネム)チームの力です。』

『⓷これはすべての取引所にとって「非常に大きな」教訓です。

取引所はどの通貨を運用し、サポートするかを選択しています。
全ての取引所はNEM(ネム)がコインチェックを救済するために何を為したのかを注視するべきです。

これは仮想通貨業界の未来にとって、
リーダーシップ+イノベーション+セキュリティーの(良い)一例となるでしょう。』

『⓸今回のコインチェックのハッキング事件は、
仮想通貨業界に大破壊をもたらす可能性がありました。

しかしNEM(ネム)は当初よりやるべきことがはっきりと見えており、
不安を解消するためにコミュニティーとコインチェックに働きかけていました。

これが例のシステムが働くことになる経緯です。
迷いはありません。

勝利するのはハッカーではなく、
私たちです。』

このように、
NEM(ネム)チームは今回のハッキング事件に対して非常に強気の姿勢を見せています。

今回の被害にあった人々のため、
これからのNEM(ネム)の発展のため、
そして仮想通貨の未来のため、

と使命感に燃えている感じが伝わってきますね。

最後に日本語でのツイートを残していたのでご紹介します。


コインチェックのセキュリティーは甘かった

またLong Wong氏は、
仮想通貨メディアの一つであるcryptonewsのインタビューに対して、

“As far as NEM is concerned, tech is intact. We are not forking. Also, we would advise all exchanges to make use of our multi-signature smart contract which is among the best in the landscape. Coincheck didn’t use them and that’s why they could have been hacked. They were very relaxed with their security measures,”

『NEM(ネム)が考えている限りでは、NEMの技術は損なわれていません。よってハードフォークも行いません
また、私たちは全て取引所に対して、一番安全であるマルチシグのスマートコントラクト機能を使用するようにアドバイスを行います。
コインチェックはこの機能を使用しておらず、それが今回のハッキング被害の原因です。彼らは自身の安全基準に対して厳しい目を向けてはいませんでした。(意訳あり)』

と答えています。

マルチシグとは、
複数の秘密鍵でしか開けることが出来ないウォレットの事です。

記者会見においてこのことについて記者に突っ込まれ、
答えていた取締役はしどろもどろになってしまっていました。

つまり複数の秘密鍵が必要となる安全性が高いウォレットではなく、通常の一つの秘密鍵によって管理され、しかもインターネットに繋がっているホットウォレットを顧客の大事な資産を守る金庫として使っていたのです。

このことに対してはマルチシグを実装する予定ではあったものの、優先順位の問題・技術力や人材の不足で後手になっていたとの事でした。

マルチシグで絶対安全になるわけではないとはいえ、
最低限やるべきことではなかったのか?とネット上の仮想通貨通の情報発信者たちは驚きを隠せていません。

またLon Wong氏は、

『これは世界史上最大の窃盗事件だ。』
と述べました。

580億円ですからね。

当時の価格で114億円のビットコイン消失で同取引所が破綻した「マウントゴックス事件」の、実に5倍の被害総額です。

イーサリアムからイーサリアムクラシックの分裂のきっかけとなった「The DAO事件」での被害総額65億円に比べると9倍になります。

そのインパクトは仮想通貨が始まって以来、
最大級のものです。

ただし後者のThe DAO事件については、
ハードフォークによって窃盗された記録を抹消したことで事を収めました。

今回のコインチェック事件に関しては、
Long Wong氏はハードフォークを行わないことを明言していますので、これによる救済はありません

仮想通貨市場を大きく揺るがしたこの二つの事件については、下記の記事をご覧ください。今回の被害総額のインパクトの大きさが実感できることでしょう。


NEM(ネム)はまったく悪くない

先ほどのLong Wong氏の発言でもありましたが、
今回のこの騒ぎにおいてNEM(ネム)は全く悪くありません。

この不正出金のターゲットとなったのは、
あくまでコインチェックという取引所です。

「NEMのブロックチェーンシステムに大きな脆弱性があった」
という話では全然ありません。


強いていうなれば、
NEMが有している中国のSNSアプリ「WeChat」や中国の取引所(現在停止中)での交換できる仕組みが、

多発する中国からの不正アクセスを招いているという現状が考えられます。

今回の不正出金の犯人が、
中国から悪事を働いたかどうかは全くわからないので、あくまで不安要因の一つですが・・・。

1/27の記者会見においても、現在は日本人開発者が追跡中とのことでした。

以前からあった取引所の弱点

何はともあれ、

取引所の大きなリスクの一つ、
「中央集権的なシステムで運営せざるを得ない」
という問題が今になってまた浮き彫りになってしまいました。

仮想通貨の安全性は、
ブロックチェーン(分散型台帳)の分散管理システムによって担保されています。

簡単に言うと、
世界中の分散したコンピューターが台帳を共有しているシステムであり、過去の取引の記録も紐づけられているため、実質攻撃が不可能だということです。

もし不正・改ざんを行おうとするならば、
「過去全ての取引の書き換え」
「現在執り行われている取引の書き換え」
なんていう非常に大変な作業を行わなければならないわけですね。

しかし取引所は違います。

取引所はブロックチェーンとは違い、
従来の中央集権的なサーバーのシステムで運営されているため、ハッキング・ウイルス被害の対象となる可能性が常に付きまとっています。

今回のコインチェック事件もそのリスクが表面化したということでしょう。

こうしたリスクを回避するためにも「ウォレット」というものがあるのです。

どうも日本人はこうした攻撃リスクへの危機感が薄く、多額の資産を取引所に置きっぱなしにした結果、ハッカーのカモになっているような気がしてなりません。

あなたの大事な資産を不正な攻撃から守るためにも、
ウォレットは欠かさず所持しましょう。

この仮想通貨のウォレットの分類・目的に関しては、こちらの記事で解説しています。まずはこちらの記事でどんなウォレットがあるのかを確認しましょう。



いずれにせよ今回の事件によって、
中央集権的な取引所の存在自体が仮想通貨取引拡大の障害となっていく事が考えられます。

現在開発されている、
仮想通貨を取引所といった第三者の介入なしに取引できる「アトミックスワップ」といった技術や、

リップル(XRP)のリップル社が開発している、
ブロックチェーン(分散型台帳)、金融機関を含めた世界に分散している台帳を接続して直接取引する事を可能にする「ILP(Interledger Protocol)」といった技術など、

仮想通貨が直接取引することができる技術の普及が急がれます。

取引所が不要になる可能性のある「アトミックスワップ」と「ILP」という技術に関してはこちらからご覧ください。


コインチェックは破綻する一歩手前

このような事態に陥った現在、
気になるのはこれからいったいどうなるのかということです。

顧客への補填は不明

コインチェック社のコインチェックは現在、
金融庁の仮想通貨交換業者の登録が完了していない取引所であり、万一の事態が発生した場合の投資資金の保全・補償が行われるかどうかは未知数です。

今回の事態においては、
コインチェック社の公式の発表がなされない限りわかりません。

※1/27 0時における記者会見でこれから検討中とのことです。また業者への登録もこれから目指していくとの発言でした。

この仮想通貨交換業者の登録を完了していなかった原因に関しては、山本一郎氏の取材によると「コインチェック社は匿名性の高いコインを取り扱いたいという意向が強かった」ために見送られていたとのことです。

なぜ完了していなくても運営できていたのは、
コインチェックをはじめ日本国内での仮想通貨に関する法整備がなされる以前から取引を行っていた業者に関しては、例外措置として暫定的に認可されていたことが理由です。コインチェックが違法行為を行っていたわけではありません。

既に登録されている業者に関しては、
金融庁が発行しているPDFファイルに記載されていますのでこちらでご確認ください。


1/27追記:
今回のコインチェックのハッキング事件によって、
取引所での匿名性の高い通貨が日本で認可される可能性が非常に低くなったとの意見がネット上に上がっています。

匿名性の高い仮想通貨は盗難の際に犯人を追うことは難しいことが、その大きな理由です。

今後、
そういった匿名性を売りにした仮想通貨の価格にも大きく影響してくると思われます。


コインチェックが買収される!?

過去史上最大規模の仮想通貨の窃盗ということで、
当然コインチェックという取引所の存続は危ういものになっていることでしょう。

おそらく現場は阿鼻叫喚そのものの状況となっていると思われます。

はたして580億円に加え、
まだ増える可能性のある被害額をカバーする能力がコインチェックにあるのかどうか。

記者会見において、
本格的に「GOX(顧客の仮想通貨の消滅)」を起こしたことが確定され、本当に第二のマウントゴックス事件となったことは決定的になりました。

それも5倍の規模です。

現在ネットで今回の事件に関して多くの発言がなされていますが、

なかには
「仮想通貨への参入を試みている企業がコインチェックを買収することもあるのではないか。」
という声も上がっています。

当記事を執筆している時点ではそのような情報を掴めてはいませんが、可能性としてはあり得る話かもしれません。

※1/27の記者会見において、コインチェックの事業は存続の方向性とのことです。他企業との連携についても未定と話していました。

NEM(ネム)は無傷

Long Wong氏も述べていましたが、
NEM(ネム)の技術的側面において何か問題があったわけでもありませんし、NEM.io財団が不祥事を起こしたわけでもありません。

よって、
実質の問題として今回のコインチェック事件からNEM(ネム)が受けた傷はほとんどないと言って問題ないでしょう。

ただし、
NEMの価格はえらいことになってはいます。

コインチェック,ネム

左の谷は前回の仮想通貨市場全体が起こした暴落のモノです。

価格は同じようなことになっていますが、
取引量は段違いに多いですね。

パニック売りとそれに便乗する投資家によって、
現在進行中で膨大な量の取引がなされているのでしょう。

しかしよく考えてみると少々おかしな話です。

もし日本大手銀行が銀行強盗に襲撃されて、
同額の日本円が盗まれたとしましょう。

あなたは所持している日本円を手放してドルに両替しますか?

もちろん諸条件の違いによって簡単には比べられませんが、いずれにしてもこの暴落ぶりは異常といえます。

異常事態だから仕方ないとはいえ、
仮想通貨市場がまだ未成熟であることがよくわかりますね。

コインチェックのNEM窃盗事件:まとめ

ここまでが、
1/27の記者会見が終了した段階でわかる範囲での、コインチェックのNEM(ネム)窃盗事件の内容です。

この事件の正式な事件名はまだ決まっていませんが、
歴史的な大事件となることは間違いないでしょう。

せっかく有名人を使ったプロモーションによって、仮想通貨が世間に浸透してきた矢先でのこの事件です。

各報道機関は大々とこう報道することでしょう。

「やっぱり仮想通貨は危険である!!」

しばらくは仮想通貨には冬の時代が訪れるかもしれませんね。

本当は仮想通貨が悪いわけでは一切ないのにも関わらず・・・。

だからと言って、
批判の矛先が全部コインチェックに向かうのもおかしな話です。

筋でいえば、
コインチェックにハッキング攻撃を仕掛けた犯人が一番悪いはずでしょう。

ただし、
コインチェックがこれまで行ってきたセキュリティ対策が十分なものであったのかどうか、はこれから様々な分析が行われていくことでしょう。

最後にこれだけは声を大にして言いたいと思います。

「出川さんは悪くない!!」

それでは、

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

新情報が出次第、更新していきます。

コインチェックのハッキングに関する詳細を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

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