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世界を獲るリップル社の野望 その切り札であるILPとは!?

リップル ILP0

ILP(Interledger Protocol)はリップル社が目指しているビジョン「Internet of Value」を実現するための基幹となる技術です。

リップル(XRP)の管理・開発を行っているリップル社のCTO(最高技術責任者)であるステファン氏はILPのためだけに、フルタイムで働くエンジニアを雇っている。」と述べており、リップル社にとってILPの開発がいかに重要なものであるかが見て取れます。

前回の記事で世界を網羅するリップルのネットワークについて解説いたしましたが、ここでもILPは基幹となる技術であることがたびたび登場いたしました。



今回は、
このリップルの大黒柱ともいえるILPについて解説していこうと思います。

リップル ILP1

ILPは世界のお金をつなげる夢の技術

ILP(Interledger Protocol=インターレジャープロトコル)は「台帳間」という単語の意味からも読み取れるように、世界中に存在している台帳を接続させて、価値にインターネットの情報のような流動性をあたえることができる技術です。

わかりやすく対比すると、
ネット用語でよく見るIPが「Internet Protocol」であることを考えればリップルのやりたいことがなんとなく理解できることと思います。

つまり、
銀行などの中央集権的な仕組みで管理されている台帳や、ビットコインなどの分散型台帳を接続することで、リップルのネットワーク上で価値がフラットに移動することができるようになるのです。

ここでいう「台帳」というのは、アドレスと残高などが記録されたデータベースのことを指します。ブロックチェーンも「分散型台帳」と訳されることから、おおよその仮想通貨の基盤となるブロックチェーンも台帳と考えることができます。

なぜこんな技術を開発する必要があったのか。

実は、
金融の主軸を担っている銀行が持つ送金のシステムはインターネットが誕生した1980年代以前に作られたものであり、また各国の銀行はさまざまな歴史的経緯や成り立ちをもっているため、例えば一元化した台帳を持つことは実質不可能です。

そうでなくとも、
台帳間の送金は簡単なことではありません。

そもそも直接送金できないこともありますし、
できたとしても手動・低速・高価といった不具合が伴うことはよくあります。

一口に送金するといっても、異なる台帳間の場合は送金者と受取人の情報が必要になるため、
「送金者の本人確認」
「送金者の口座には十分な金額が存在しているかの確認」
「受取人の口座の確認」

などといった確認を行わなければなりません。

当然手続きは煩雑になるため、
「結局送金できなかった。」
「送金した金額が行方不明になった。」

というリスクが発生します。

実際のところ、
国際送金の「約10%」が失敗に終わっているようです。

リップル ILP2

これでは通貨の重要な役割である「流動性」が損なわれるのは当然です。

お金の流動性に革新を起こすILP

ILPはこの流動性の問題を解決するべく、
銀行やビットコインなどが持つ様々な台帳を接続することで、自動・高速・低コストな送金を可能にすることを目指しています。

具体的には、
リップルのネットワークであるRippleNetの主要プロダクトの「xCurrent」において、ILPは基幹の技術として組み込まれています。

xCurrentが何なのかよく知らない場合は、こちらの記事をご参照ください。リップル社が作る送金ネットワークの全体像を理解することができると思います。



この記事でも書かれているように、
現在のxCurrentはあくまで銀行間の送金を対象としたものですが、先ほどの説明からもわかるようにILPは様々な台帳にアクセスできる一般化された技術です。

COINPOSTという仮想通貨メディアによると、
ILPで接続を目指していると思われる台帳ネットワークとして以下のものを分類しています。

ブロックチェーンネットワーク

つまり、
ビットコインやイーサリアムをはじめとするブロックチェーン(分散型台帳)のネットワークです。

これらを接続することで、これまでは
「ビットコイン⇔取引所⇔イーサリアム」
という形でなければ取引が出来なかったところから、

「ビットコイン⇔イーサリアム」
のように直接決済ができるようになると考えられます。

これにより、
中央集権的に管理されている取引所を通さずに仮想通貨が取引できるようになることが期待されます。

仮想通貨のリスクとして、
マウントゴックス事件に代表される取引所に対するハッキングやウイルスといったセキュリティリスクが上げられますが、ILPによって解消されることでしょう。

それにしても中央集権的だと批判されているリップルが、
中央集権的な取引所の介入による問題を解決する手段を提示することになると皮肉な話です。

銀行ネットワーク

これは現在進行形でリップルが主に取り組んでいるプロジェクトのことを指しています。

現在はタイのKrungsri銀行で採用されたり、
日本で立ち上がっている「内外為替一元化コンソーシアム」のように大手金融機関が参加するプロジェクトによって進められています。

具体的にはリップル社が提供しているxCurrentというプロダクトによって、銀行間の決済ネットワークに流動性を与えることを目指しています。

PayPalなどのネットやモバイル支払いネットワーク

PayPalや、Webpay、LINE Pay、中国で普及しているものだとWeChat PayやAlipayなどがこれに当たります。

特にクレジットカードが普及していないという中国ではWeChat PayやAlipayが主流であり、QRコードをかざすだけでモバイル決済ができるという優れものです。

ちなみにWeChatは中国で普及しているSNSであり、
AlipayのAliとは中国のAmazonともいえるAlibabaのことです。

ILPは、HTMLやCSSの仕様を公開しているW3C(World Wide Web Consortium)という非営利団体が、Google・Apple・Microsoft・Mozilla・Facebookと共同で標準化されたブラウザAPIを開発しており、またこれらの企業が採用する見通しであるといいます。

これら名だたる企業の提供するサービスで、
ILPを基盤とした支払いができるようになるとはワクワクしますね。

クレジットカードのポイントなどのネットワーク

楽天カードの楽天ポイントなど、
クレジットカードでショッピングをすると貯まるポイント・電子通貨が流通するネットワークです。

これまでは限定的な使い方しかできなかったこれらのポイントが、もっと幅広い支払いに対応できるようになるということでしょうか。

そうであるとすれば、クレジットカードの利便性が向上することとなると考えられます。

ILPはブロックチェーンではない

ここで注意しておきたいのは、ILPはブロックチェーンではないということです。

Interledger Protocolの「プロトコル」という単語からも読み取れるように、ILPはあくまでも台帳間の支払いを行う際の規約・手順であり、台帳のようなデータベースではありません。

またブロックチェーンは参加している全ての人に台帳が共有されており、
誰もが取引を確認することができます。

ただし、
アドレスは個人情報と紐づけされたものではありませんので、匿名性は保たれています。
まあ、CIAなどの諜報機関が本気で調べれば足がつくようですが。

この高い透明性と匿名性の両立がブロックチェーンの良い特徴ともいえますが、現在リップルが取り組んでいるプロジェクトの顧客の銀行にとってはそうではなかったようです。

特に全ての参加者に取引情報が公開される透明性が引っ掛かり、
仮想通貨の取引への導入の大きな障壁となっていました。

リップル ILP3

ILPはこの問題に対し、

「取引の詳細は取引する当事者とその取引に関与した機関のみが知ることができる。」
という仕組みを作り上げることに成功しました。

詳しい解説は後述いたしますが、
つまりは送金者と受取人の間だけに光ファイバーのような透明性を確保し、その他の人間には匿名性を保つことが出来たということです。

こういったことも評価されて、
現在は銀行への本格的な導入が進められています。

銀行がILP上の決済の導入によって享受できるメリットに、次のようなものが考えられています。

顧客流出のストップ・顧客の再獲得

現在、銀行は融資などのサービスを提供する顧客を獲得することが難しくなっています。

仮想通貨隆盛によって生まれたICOや、
それ以前からあるクラウドファンディングのような別の方法で資金調達をしたり送金を行うようになったため、旧態依然の送金システムで動いている銀行のような金融機関から顧客が離れているようなのです。

ILPはこうした銀行に対して、
より良いサービスのための基盤を提供することになります。

銀行の競合となる分野のサービスと同様の機能を銀行が獲得することとなり、金融市場が活性化するのではないでしょうか。

新しい市場の創造

これは銀行に限らない話かもしれませんが、
ILPによってお金がネットの情報のような流動性を獲得した場合、これまでになかった全く新しい市場が創造されることが考えられます。

ネットの情報で考えれば簡単なことです。

例えば動画情報のストリーミングができるようになり、
Youtubeやniconico動画のような動画視聴サイトが誕生した結果、何が起こったでしょうか?

最近の例でいえばYoutuberのように広告収入で生活するような人が生まれたり、niconico動画は動画内で生成されていった文化・ノリが高じて「ニコニコ超会議」のような巨大なイベントが開催されることとなりました。

ちょっと狭い視点での例だったかとは思いますが、
お金の流動性が情報のように高くなった際に起こる現象は情報とは比較にならないほどのインパクトを世界に与えるであろうと考えられます。

具体的にどのようになるかは良い意味で未知数です。

というよりも予想したところで意味をなさないでしょう。
民衆がどのタイミングでどんなものを欲し、そして拡大していくかは神のみぞ知るです。

リップル ILP4

ILPの仕組み

さてILPが普及することによるメリットと未来について理解できたところで、ILPの仕組みについて解説していきましょう。

少し長くなるので、
章立てでお話していこうと思います。

ILPは信用の必要ない暗号エスクロー規格である

エスクローとは、
“商取引の際に信頼のおける第三者を仲介させて取引の安全を担保する第三者預託である。(wikiより)”
とあるように、取引の際に仲介者を挟むことを言います。

それが信用抜きに行うことができるのがILPだと考えてもらってもかまいません。

この点に関しては、
他の仮想通貨のブロックチェーンが持つ「トラストレス」という原則を守っているとも言えますね。

リップル ILP5
(youtube:#1 – Interledger Overview – Stefan Thomas and Evan Schwartz @ ILP Workshop Feb 2016)

上の画像はILP上での取引をごく簡単に表したものです。

異なる台帳(Ledger)の間を仲介者(Connector)がつないでいることがわかると思います。

登場人物はそれぞれ、
送金者(Sender)であるアリス
仲介者(Connector)であるクロエ
受金者(Reciever)であるボブ

というように分かれています。

上の図ではアリスが100ユーロをクロエを通じて送金し、
ボブが110ドルで受け取る流れを表しています。

具体的な手順としては、

1.アリスのレジャーから100ユーロがクロエのレジャーに移動する。
2.クロエのレジャー内で100ユーロが110ドルに両替される。
3.クロエのレジャーから110ドルがボブのレジャーに移動する。

ILP上ではこのような流れで送金がなされます。

しかし、
このままではクロエが100ユーロの持ち逃げをしないという信頼が必要になってきます。

これではトラストレスな暗号エスクロー規格とは言えません。

この問題を解決するために、
ILPには専用の送金モードが存在しています。

ILPが持つ送金モード

ユニバーサルモード

ILPが持つ送金モードは複数ありますが、
まずはトラストレスな送金が可能となるユニバーサルモードの解説を先に行いましょう。

このモードでは、
上で解説したお金の流れを逆にしてコネクターがお金を盗めないようにしています。

つまり
1.クロエがレジャー内にある110ドルをボブに送る。
2.アリスがレジャー内にある100ユーロをクロエに送る。

という流れです。

これを可能にしているのが、
HTLAs(Hashed-Timelock Agreements)という暗号学的に安全な送金の仕組みです。

上の送金の流れを実行する前には、
それぞれが「送金を行う」という準備を行わせて、
準備が完了したら実行することで送金が完了します。

何かしら問題が起こって実行が不完全になった場合は、
あらかじめ設定されているTimelock(時間制限)によって元に戻るように設計されています。

これによりコネクターを信用していようがいまいが、
暗号学的に安全に送金を行うことができるのです。

アトミックモード

アトミックモードは逆に、
信用できる第三者を承認者(バリデーター)として決済を仲介させることで送金を行うことができるモードです。

流れとしては上記の図と同様で、

1.送金者がレジャーに資金をデポジット(預託)する。
2.受金者に送金する際にバリデーターの承認が必要。


このように、
アトミックモードではバリデーターが信用できれば確実な送金を行うことができます。
これに加えてHTLAsを利用することもできるので、安全性も高い送金が可能です。

実際、
確実性が要求される金融機関に向けて開発されているxCurrentのILPは、このアトミックモードで動いています。

もう一つの送金モードにオプティミスティックモードがありますが、
これはテストでしか使われないものなので無視して大丈夫です。

ここまでがおおよそのILPの解説となります。

しかしこれだけでは、
「ILPは取引の関係者間での透明性が保たれている。」
「ILPにXRPが使われるかどうか。」

を理解することができません。

特に仮想通貨の取引を行っている私たちにとって、
世界のお金の流れにILPで食い込んでいくという壮大な計画にXRPがどれだけ関与しているのかどうか、というのは重要な話です。

そこで次からはILPを横から見てみて、
その階層構造を見ていきましょう。

何事もそうですが、
視点を変えてみることでわかってくるというものがあります。

階層構造をつくるILP

まずは下の図を見てみましょう。

リップル ILP6
(https://interledger.org/rfcs/0003-interledger-protocol/)

これは先ほどのアリス(Sender)、クロエ(Connector)、ボブ(Receiver)の関係を横から見てみたものです。

見ての通り、ILPは以下の4つの階層でできています。

1.アプリケーション層
2.トランスポート層
3.インターレジャー層
4.レジャー層

送金者と受金者は4つ全ての層を持ち、
コネクターは下の2つの層しか持っていません

これがどのような意味を持っているのかを解説する前に、
それぞれの層について見ていきましょう。

レジャー層

レジャー層は、
送金者・コネクター・受金者の持つ台帳(レジャー)と通信、そして実際の送金を実行する役割を持っています。

上の画像を見てわかるように、
それぞれ「Plugin(プラグイン)」という言葉が並んでいますね。

ここにILPが仕様が異なる台帳を接続するための真髄が表れています。

つまり、
それぞれの台帳にプラグイン=機能拡張という形で通信方式を実装することで、「Interledger」を実現しているのです。

インターレジャー層

レジャー層が送金を実行する役割を持つのだとしたら、
インターレジャー層はその送金に必要な情報を作ってレジャー層に伝達する役目を負っています。

具体的には、
アカウントのアドレスを定義するILPと、取引の見積もりを作成するILQPという二つのプロトコルによって送金の準備を行っていきます。

ここにILPという言葉があるように、
実はILPとはこのインターレジャー層にあるILPのことを指したものが正しい意味です。

ただしそう定義するとややこしいことになるので、
わかりやすくするためにシステム全体のことを一般的にILP(Interledger Protocol)と呼んでいます。

トランスポート層

トランスポート層は、送金者と受金者にしか実装されません。

ここでは、
送金者から受金者へ安全に送金する方法を作成することが役割となります。

この方法は複数存在して名前もついていますが、
混乱するので簡単に言いますと二者間のみで共有される鍵を作成することで安全性を保っています。

アプリケーション層

トランスポート層で作成された共有鍵は、
このアプリケーション層に送られることで安全に共有されます。

そして送金者と受金者を特定し、
HTTPSという暗号通信で安全なやり取りを確立することで詳細な情報交換ができるようになっています。



この4つの層を通じて、
送金者・コネクター・受金者へ送金の準備を行わせ、完了次第送金が実行されるのです。

ここで注目するべきは、
アプリケーション層が送金者と受金者の間でしか繋がっていないことです。

送金に関する様々な情報のやり取りがこの間で双方向的に行われ、しかも安全性が担保されています。これはILPが持つ透明性と匿名性の両立を具体的に表したものです。

これによって、
金融機関に嫌われていた高すぎる透明性を限定し、しかも暗号学的に安全な通信を実現しました。

ILPにXRPは使われるのか

ここでもう一度先ほどの図を見てみましょう。


リップル ILP6

破線で表示されていることからも、
コネクターが複数存在することを前提にしていることがわかることと思います。

コネクターが一人で事が足りるか、
それとも複数必要になるのかはレジャー層より下の台帳(Ledger)の間の流動性がどの程度なのかによって決まります。

例えば、
日本円と米国ドルのように流動性の高い通貨の台帳同士なら、コネクターは一人で問題ないと思われます。

一方で、
コンゴ共和国のコンゴ・フランとインドネシアのルピアのようなマイナー通貨同士ならどうでしょう。

おそらくこの通貨の間の流動性は低く、
台帳をいくつも経由しなければ取引ができないことが想定されます。

その場合はコネクターも自然と増えていき、
送金時間とコネクターの受け取る送金手数料も増大してしまうのです。

従来の国際送金手段と比べるとILPは格段に早く、
低コストであることには変わりありませんが、ILPの良き点をつぶしてしまっています。

リップル ILP7

高い流動性のリップル(XRP)がILPを加速させる

ここで登場するのがリップル社の独自トークンであるXRPです。

決済速度数秒、超低コストの手数料という高い流動性を持つリップル(XRP)を、ブリッジ通貨としてILPの送金プロトコルに挟むことで、コネクターが増えるというコストは最低限に抑えられる事でしょう。

現在、
ILPが本格的に導入されているプロダクトであるxCurrentではリップル(XRP)は利用されていませんが、このメリットを鑑みるにリップル(XRP)の出番が全くないということはあり得ないでしょう。

そして実際に、
金融機関同士の送金にリップル(XRP)が利用された場合、その価値はすごいことになることが予想されます。

リップル(XRP)の価格が今とは考えられないほど高くなることはもちろん、一定の高い流動性が保たれることから安定した高値を保ち続けるのではないでしょうか。

これはあくまで想定の話ですが、
銀行間の国際送金決済のブリッジ通貨としてリップル(XRP)が利用されることとなった場合、現在の銀行間送金プロトコルであるSwiftの送金額の約2000兆円をカバーするには、リップル(XRP)の価格は約2万円必要になる計算だとのことです。

しかし、
これはあくまで現在の国際送金供給量がそのままリップルのネットワークが担うことになった場合の話です。

これまでの解説でもわかったように、
これほど手軽なグローバルな送金が可能になった場合の国際送金需要がそのままであることは考えにくいでしょう。

つまり、
革新的な技術の出現による新しい市場の創造がなされる可能性が高いということです。

YouTubeという動画ストリーミングサービスが生まれたのち、
ネット上に存在する動画がYouTubeで再生されるようになったどころか、その後すさまじい量の動画がネット上にアップロードされることとなりました。

その過程で、
アマチュア歌手やゲーム実況、動物動画などの新しい市場が創発的に出現していったのです。

リップル ILP8

リップルのネットワークであるRippleNetの登場によって、
同じようなことが起こらないと誰が言えるのでしょうか?

誰かの財布から誰かの財布へお金が簡単に移動するようになる。

このように、リップル社の掲げる”Internet of Value”というビジョンが実現した時のインパクトは、世界を変えるほどのインパクトを持っているのです。

リップルのILP:まとめ

それでは、
最後にILPの今後の展望を話してからまとめて終わりましょう。

ILPには多くの金融機関の注目を集めているといいましたが、そこには日本の名だたる金融機関が名前を連ねています。

リップルの技術を基盤とした次世代送金システムの確立を目指している「内外為替一元化コンソーシアム」には、3大メガバンクである三菱東京UFJ銀行、みずほファイナンシャルグループ、三井住友銀行、そしてゆうちょ銀行も参加しています。

さらに金融サービスが普及していない開発途上国などの市場もリップル社は射程にとらえており、xRapidというプロダクトで銀行口座を持っていない人に向けた送金サービスの開発を、個人間の国際送金サービスを提供するマネーグラムと提携して進めています。

このことについてはこちらの記事をご参照ください。リップル社の現在進行形で進められているプロジェクトの一つです。



銀行といった金融の大枠を攻めた後は、
個人の金融に焦点を当てていくという話には根拠があります。

以下はリップル社のCTOであるステファン氏のインタビューの発言です。

『If people are starting to do these kind of payments that we envision for Interledger, where I can pay from any wallet to any wallet, I can pay, seamlessly in the flow, and I am no longer restricted by some of these expensive, slow networks that I have to go through today; once we reach that stage, banks are going to have to keep up with that, and so we are making solutions for banks that allows them to do that.』

”私たちがインターレジャーに思い描いているような、シームレスにどんな財布からどの財布へも支払いが可能になる決済を人々が使い始めれば、今日使わざるを得ない高価で低速なネットワークを使わずに済むようになります。
この段階に来れば、銀行はこの状況に追いつかざるを得なくなります。そして、私たちはあえてその銀行に同じことを行えるようなソリューションを提供しているのです。(意訳あり)”

ここで彼が言い表しているように、
そもそものターゲットは世界中の個人であったことをにおわせています。

しかしながらリップル社が目指す「Internet of Value」は全世界的なものであるため、競合となりうる銀行をあえて自陣に引き入れたということでしょう。

同じことはマネーグラムとの提携からもなんとなく見て取れます。

リップル ILP9

このように、
リップル社は本気で世界を獲りに行ってることがお分かりになりましたでしょうか。

今後、リップル社の動向には絶対に目が離せませんね。

それでは、
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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