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イーサリアムの開発者とは?ブロックチェーン技術の天才児、ヴィタリック・ブテリン氏に迫る

イーサリアムの開発者がどんな人物か知っているか?

仮想通貨を少しでも調べたことがある人なら”イーサリアム”を知らないなんてことはまずないでしょう。



イーサリアムが生み出すETH(イーサ)は、

ビットコイン以外の仮想通貨であるアルトコイン市場の中では堂々たる一位。

全体の市場規模で比べれば、ビットコインキャッシュと合わせて三大巨頭の一角をなしています。

しかし、そのイーサリアムの開発者がまだ23歳の若さ(2017年11月現在)であり、

この技術を考案したときはなんと19歳だった!!

ということを知っている人はどれだけいるでしょうか?

ましてや彼がキャセイパシフィック航空在住(自称)ということを知っている人なんて…ほとんどいないでしょう…。

今回はそんなユニークな経歴を持つイーサリアムの開発者に迫っていきます。


“例えるならビットコインは本当に面白い、魚だ。でもイーサリアムを例えるなら、海なんだ”
(開発者へのインタビューの発言より)
ここ斜め文字で

イーサリアムの開発者とは

「経済のビットコイン」
「プラットフォームのイーサリアム」

これはビットコインとイーサリアムを比較する際によく使われる言葉です。

サトシ・ナカモトと称する人物が考案したビットコインという技術は、非中央集権の電子決済システムという革命的なものでした。

しかしこの人物の実情は謎に包まれており、ビットコイン自体も有志の技術者が協力して完成させたものです。

また、ビットコインはあくまで「仮想の通貨」が本当に機能するかという実験のために作られたもので、電子決済以外の用途はありません。

一方でイーサリアムは、そんなビットコインの技術にもっと幅を持たせ、様々な用途に利用できるようにという目的のために開発されたものです。

仮想通貨での決済はもちろんのこと、イーサリアム上でプログラミングする事も出来ますし、それを実際に動かすことも可能です。

他にも商品の販売や電子コンテンツの配信など、言ってみればデジタルという仮想空間上で行う行為の全てのプラットフォームとなり得るのです。

イーサリアムと開発者1

それが先ほどのインタビューの発言の内実です。

そんな革新的なイーサリアムの開発者となったのは、カナダに住むヴィタリック・ブテリンという19才の青年でした。

ブテリン氏の子供時代

ヴィタリック・ブテリン氏は、1994年にロシアのモスクワで生まれました。

6才になった彼は家族と共にカナダに移住した彼は、人とは少々違う環境で子供時代を過ごすこととなります。

ブテリン氏の両親は父親がコンピューターアナリスト、母親がビジネスアナリストを生業としており、小学生当時のブテリン氏も数学や経済学において天才的な能力を発揮していたといいます。

この時からプログラミングを学んでいたのですから、もう既に神童としての頭角を現していたのですね。

とはいっても当時はまだ子供です。

特別に英才教育を施されていたわけではありませんので、子供らしくゲームで遊ぶこともありました。

イーサリアムと開発者2

2007年から2010年の間、つまり13才から16才あたりまで、「World of Warcraft」という有名オンラインゲームに熱中します。

ちょっと調べてみましたが大人数の対人戦が面白そうなMMORPGで、いかにも子供が楽しく遊べるものでした。

しかし2010年のある日、運営のBlizzardが彼のお気に入りの呪文の効果を変えてしまい、失意のどん底に陥ります。

この時に彼は、オンラインではあるとはいえ中央集権型のサービスの恐ろしさを思い知ることとなりました。

ちなみにこのゲームはそれ以降辞めてしまったそうです。

ブテリン氏、ビットコインと出会う

時は進んで2011年。

17才の高校生になったブテリン氏は、ついにビットコインと出会います。

ある日、彼の父親が興奮した様子で
「面白い仮想通貨があるぞ!!」
と話し始めたのが最初のきっかけだったのだそうです。

コンピューターアナリストである父親が言うのだから、と見てはみたものの

初めはパソコン画面にひたすら数字が並んだものにしかみえず、それほど興味をそそられる事はなかったとブテリン氏本人は語っています。

そんな彼が後にイーサリアムの開発者となるのですから面白いものです。

ビットコインとのファーストコンタクトから一カ月後、ブテリン氏は再びビットコインについての話を聞きつけ、
「これは調べる必要がありそうだ。」
と思うようになったといいます。

それからビットコインの話題が集まる掲示板で勉強をしていたある日、ビットコインについての記事を書く仕事を見つけます。

一記事5BTC(4ドル)で仕事を受けた彼は、ここで20BTCを稼ぎます。そのうちの8.5BTCを使ってTシャツを買ったことを覚えていると彼は語っています。

今の価値(2017年11月現在)だと664万円のシャツですね。

彼はそのWEBサイトが閉鎖されるまで記事を書き続け、その後もBitcoin Magazine、Bitcoin Weekly、BTC Media といった出版物にも関わったと言われています。

このうちBitcoin Magazineを出版するBitcoin Magazine社においては、その共同経営になっています。

さらにウォータールー大学に在学中の18才のとき、情報科学の国際オリンピックで銅メダルを獲得。

当時のビットコインについて、ブテリン氏はこう語っています。

「ひとつの企業がネットワークを構築するのではなく、何千という人々が自分のコンピューターを使うことでネットワークをつくるというアイデアはクールだと思った。
そうしてつくられる新しい金融システムは個人に力を与えるものだ。このときからぼくは、どんどんビットコインにのめり込んでいった。」
※1

ブテリン氏、世界を旅する

イーサリアムと開発者3

ブテリン氏がビットコインと出会ってから2年が経ったある日、彼は週の実に30時間以上の時間をビットコイン関連の仕事に費やしていることに気づき、大学を中退しました。

この時に彼は、PayPalの創業者であるピーター・ティールが大学中退者に支援を行う「Thiel Fellowship」に選ばれて10万ドルを獲得。

それから彼は、世界のビットコイン業界で何が起きているのか、それに携わる人々がどのようなことを行っているのかを見る旅を5カ月続けました。

その中で、人々がビットコインが生み出したブロックチェーンの技術を仮想通貨以外の目的に使おうとしていることに気がつきます。

「分散型の送金システム、モノの売買、個人認証、クラウドファンディング…。
そうしたさまざまな用途のアプリケーションにブロックチェーンが活用されていることを知ったんだ。」

「でもそのときに人々が使っていたブロックチェーンのプラットフォームが、彼らをサポートするのに十分ではないとも思った。」

※1

旅でのこの気付きが、後の彼が考案する事になるイーサリアムの土台になっていくのです。

ブテリン氏、ついにイーサリアムを考案する

この旅で気付いた人々のニーズに答えるべく考えたことを、彼はこう語っています。

「特定のひとつ、あるいはいくつかのアプリケーションのためだけに設計されたブロックチェーンをつくる代わりに、あらゆる目的のために使えるブロックチェーンのプラットフォームをつくればいいんじゃないかと気づいたんだ。」

「少しのコードを書いて、アップロードするだけで、個別のアプリケーションのためのブロックチェーンシステムが手に入れられるようなプラットフォームだ。」

※1

つまり、

それまでは電子決済に特化していたビットコインのブロックチェーン技術をその他の目的に応用する試みは世界中で行われていた。

しかしそれでは不十分だと思ったブテリン氏は、ブロックチェーン技術で成り立つプラットフォームにもっと幅を持たせ、あらゆる目的に使うことが出来る自由度の高いプラットフォームを作ろうと考えたのです。

このアイデアがすなわちイーサリアムの核となっていきます。

2013年に旅から帰国したブテリン氏は半年という時間をかけ、ついに

「Ethereumプロジェクトのホワイトペーパー(計画書)」

を世界に向けて発表しました。

この時なんと19才!!

この計画書によって彼は「あらゆるアプリケーションを機能させるプラットフォームをゼロから作ること」を世界に呼びかけたのです。

そして翌年の7月から8月にかけて「イーサリアムのICO」が執り行われ、16億円もの資金をBTCによって調達する事に成功。



2015年の7月30日。

ブテリン氏の構想から2年もの月日をかけ、

ついにイーサリアムは始動しました。

イーサリアムと開発者4

ブテリン氏の哲学

「ぼくを惹きつけてやまないのは『分散型』というアイデアだ。」

と本人が語っているように、ブテリン氏がイーサリアムを構想してしまうほどのめり込んだブロックチェーンは、今までとは全く異なる方法でアプリケーションを構築する事ができます。

例えばTwitterやFacebookといったSNSは、それぞれTwitter社、Facebook社が中央集権的にアプリケーションを構築し、利用者のデジタルIDを管理し、そして監視をしています。

利用者が自身のIDを自分のものと確認するためには、管理する会社のサーバーにアクセスしなければなりません。

また「こういう機能があればいいな」と思ったとしても、それを実現するかどうかは管理会社の手のひらの上です。

これにブロックチェーン技術を応用すれば、

誰もが自分のIDを自身で管理し、
誰もがサービスの運営に関わることができ、
誰もが新しい機能を追加することができる、

そんなコミュニケーションサービスが生まれることも夢ではありません。

ブテリン氏はこの可能性を追い求め、ブロックチェーンをより進化させるべく、イーサリアムの開発者として最前線を走っています。

イーサリアムと開発者5

最後に彼の言葉を紹介して終わりにいたしましょう。

「リスクを減らすためにぼくらが長期的にやらなければいけないのは、ブロックチェーンというテクノロジーを支える「分散」という原理を保つこと。その原理がきちんと機能することは、この8年間でブロックチェーンがさまざまなサーヴィスに適用されてきたことを見れば明らかだ。」

ブロックチェーンは、まだまだ急速に進化し続けているテクノロジーだ。ぼくはそれをさらに進化させるために取り組んでいくよ。
そしてイーサリアムにもまだまだ改善できるところはあるし、いまよりももっとパワフルなものにできるはずだと信じている。」

※1

※1:引用→https://wired.jp/special/2017/vitalik-buterin/

おまけ

ブテリン氏の過去とイーサリアム考案にいたるまでの経緯を紹介するのに夢中で、
冒頭の「キャセイパシフィック航空在住」とは何ぞやついて話すのを忘れていました。

この言葉は、ブテリン氏自身が言っている冗談です。

要は「世界中飛び回ってて家に帰る時間なんてないよー」ということでしょうか。

ほかにも、プロフィール作成サイトに投稿している彼の言葉を拾うと、

興味があるのは、数学、アルゴリズム、暗号技術、メカニズム・デザイン、経済、社会科学から政治、合理主義哲学、そしてそれらをつなげて考えること。

支持政党は「寝取られ保守」(!?)。

宗教は暗号通貨。

普段はカウンターシグナリングをするのが好き。

カウンターシグナリングとは、普通は聞こうとは思わない内容に反対の属性をつけることで、逆に興味をそそられるみたいな意味合いらしいです。

例えばビ〇トたけしがまじめな話をするとなんとなく耳を傾けたくなったり、うさん臭さを前面に出している高〇剛がまじめな話をしたり、東大卒でお茶の水大の学部長にもなった土屋〇二がアホのふりをしたりなど、がそれにあたるよう。

これが趣味だというのですから、なかなか茶目っ気たっぷりな人だと思えますね。


奇抜なファッションセンス

イーサリアムと開発者10

この画像を見てわかるように、ブテリン氏のファッションセンスにはなかなか情人には理解しがたいものがあります。

やはり天才は感覚が違うのでしょうか。

身代金は250ドージコイン

ブテリン氏はツイッターでの発言で、自分が拉致された時の身代金は250ドージコインだと明言しています。

イーサリアムと開発者6

これがアルトコインの一つであるドージコインです。

ちなみに2017年11月現在の相場で、250ドージコインは29円。
いくら何でも安すぎませんか。

以上、ブテリン氏についてのおまけ情報でした。

イーサリアムの開発者であるほどの天才が、身近に感じられたことと思います。

それでは今度こそ、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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